まいどアカッチです。(・Д・)ノ
最近よく斜めに打ち込まれたフレットを目にする機会がありますが、一体あのフレットはどんな名称で、どんな意味があるのか?
一度調べてみましたので、アカッチ流に解説していきたいと思います。( ̄^ ̄)ゞ

《斜めフレットの名称はファンドフレット》
あの斜めに打ち込まれたフレットの名称は「ファンドフレット」というらしいです!
ファン(扇)の形をしたフレットという意味らしいですが、普通のギターは平行にフレットが打ち込まれていますが、一方でファンドフレットのギターは12フレットを中心に扇状にフレットが打ち込まれているのが分かります!

一般的なファンドフレットは、このように1弦側から6弦側に向かってフレットが広がる形となっています。
つまり、弦ごとに違ったスケールを設定しているのがファンドフレットです。
そのため、マルチスケールギターと呼ばれることもあります。
1本のギターの中に複数のスケールを使用していればマルチスケールなので、別にファンドフレットである必要はありません.
(たとえば1弦だけ別のスケールで、あとは普通のスケールでもマルチスケールギターです)
マルチスケールギターといえばほぼファンドフレットギターなので、ほぼ同様の意味として定着しています。(・Д・)ノ
《ファンドフレットは弾きにくい?》

一見ファンドフレットのギターは弾きにくいのではないかと思われがちですが、意外とすぐになれるようですね。(^-^)/
色んなタイプのギターを持ち変えて演奏することによりギタリストとしての対応力が磨かれるかもしれません。
ファンドフレットのギターはカッコいいし気になるけど、弾きにくそうだからなかなか手が出ないという方は少し考え方を変えて、「俺はどんなギターでもすぐに弾きこなしてやる」ぐらいの気持ちで購入してみてもいいのではないでしょうか。(・Д・)ノ
《ファンドフレットのメリット!》

●ファンドフレットシステムを採用することで高音弦は短く、低音弦は長く、というように各弦に対して適切なスケール(長さ)が得られます。
この有用性はピアノでも証明されているように、各弦の弦振動は最適化され、スムースで長いサステインが得られるようになります。
各弦に適正なスケールが得られ、特に低音弦のサウンドが明瞭になる。
●ファンドフレット、マルチスケールが採用された事により、ダウンチューニングにおける、オクターブピッチのズレを従来ギターより調整によって改善する事が可能となっている。
さらに低音弦でのテンションが高いため同じくダウンチューニング時のチューニングの安定にもつながります。
●まだまだ一般的に使用されることの少ないファンドフレットなので、ライブなどで使用すると注目されること間違いなし。
単純に誰も使ってないからカッコいいと思われることもあるでしょう。
「あのギターで一体どんなプレイを見せてくれるんだ?」(゚д゚)
ファンドフレット使いの特権ですね!
《ファンドフレットのデメリット!》

●手の小さい方や開きにくい方などはやはり低音弦での演奏は厳しいかもしれません。(´・Д・)」
低音弦ではリフ、バッキングオンリーという方は特に問題ないと思いますが、単音弾きやギターソロも考えているのであれば、少し考える必要があるかもしれません!
●リペアできるショップが少ない可能性も!(´・Д・)」
ファンドフレットのギターは徐々に増えてきてはいますがまだまだ一般的ではありません。
もしかするとリペアに出せるショップが限られてくる可能性もありますのでに確認が購入前には確認が必要です。
近くに取り扱ってくれるショップがあればいいですね。(^-^)/
●値段が高い(´・Д・)」
普通のギターに比べて、ファンドフレットのギターになると価格はやはり高くなります
おそらく大量生産できない事が原因だと考えられますが、同じグレードのギターと比べても1割~2割くらい高くなる印象です。
●重量の問題(´・Д・)」
低音弦のスケールが長くなる分、重量面にも影響が出てくるのは当然の事といえるでしょう。
この場合ボディに近い部分ではなくヘッド側の重量が重くなるため演奏者の体から遠い部分の重量が増えるため、慣れないうちはギターの取り回しに若干影響が出るかもしれません。
《まとめ》

今回は少し変わったファンドフレットをご紹介しましたが、やはり気になる方は多いのではないでしょうか。
色んなメリット、デメリットがありますが、それも踏まえ自分の演奏の可能性を広がることが期待できますね。
人と違うギターを持ちたいという理由で購入してみるのも良いでしょうし、機能的な理由、見た目のカッコよさで購入するのも全然OKだと思います!
これからも昔からのデザインや機能に固執することなく、どんどん新しいタイプのギターが登場することを期待します!
YouTubeチャンネルアカッチの音楽室もぜひご視聴ください!(・Д・)ノ【ここをクリック】
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