まいどアカッチです(・Д・)ノ
みなさん筋肉には2種類あるのはご存知でしょうか?
「速筋繊維」(そっきんせんい)と「遅筋繊維」(ちきんせんい)といわれるもので、それぞれ役割があります。
主に速筋には大きな力や速い動き、瞬発力を必要とする場面で使われ、糖質をエネルギー源にして筋収縮を行いますが、遅筋に比べて疲労しやすい傾向にあります。
一方遅筋には大きな力を出すことは出来ませんが、持久力があるため長時間の運動に向いています。こちらは脂質をエネルギー源として活動します。
さてギター演奏も筋肉を動かして行うのですが、この2種類の筋繊維のうちどちらを使って演奏しているのでしょうか?
いきなり答えを言ってしまいますが速筋も遅筋も両方使います。(・Д・)ノ
《ギター演奏で遅筋を使う場面》

ギター演奏において遅筋と速筋の両方を使うと言いましたが、基本的にはこの遅筋繊維というものを使います。
というより速筋ばかりを使ってギター演奏をしていると一曲通して弾けないぐらいすぐに疲労してしまいます。
よく初心者の方がギターを練習するときにガチガチに力が入ってしまい、すぐに腕が疲れてしまうといったケースがあります。
この状態が速筋を使って演奏してしまっているという状態ですね。
何も速筋を使うのが悪いといっているわけではありませんが、速筋を使う必要のない場面で無意味に使ってしまっている状態、いわば無駄な力が入っているということです。(´・Д・)」
この無駄な力が入っている状態ですが、実は決して無駄ではなく、どの筋肉にどれくらいの力が必要なのかがまだわからない状態の為、とりあえず「使えるだけの力を使っておけ」みたいな感じでしょうか。(・Д・)ノ
一方初心者の方でも速筋繊維を使わずいきなり遅筋繊維のみでいわば脱力した状態で、ギターを演奏する方がおられますが、実はこちらのタイプの方が、ギターが上手になりにくいです。
このタイプの方は一般的にどこで力を入れていいのかが分からない、なのでどこにも力を入れることができないタイプです。
とりあえずガチガチに力を入れてからあとで無駄な力を抜いてゆくといったタイプの方が上達は早いです!
これはアカッチの中では完全に統計が取れていますので間違いないでしょう。( ̄^ ̄)ゞ
みなさんギターは脱力して弾くものだと思っているようですが、脱力してはいけないといった場面が、ギターを弾くうえでは多々ありますのでご注意ください。
《ギター演奏で速筋を使う場面》

普段は遅筋繊維を使用してギターを演奏しているわけでございますが、もちろん速筋繊維も活躍する場面はございます。
その一つにチョーキングというものが挙げられます。
みなさんチョーキングって力いりますよねギタリストがチョーキングの時顔をゆがめる、(≧∇≦)/♪これはアクションの一つでもありますが、やはりチョーキングで指がきつくなりついつい表情に出てしまったということもあるのではないでしょうか?
まあチョーキングのすべてに速筋繊維が必要かといいますとそうではないのですが、場面によっては速筋を使うといった表現があっているでしょうか。
次にメタルなどの速い曲でのリフです!
これもやっている方は分かると思いますが結構きついです。
こちらは主に右手のピッキングですが、筋肉に乳酸がたまるのがめちゃくちゃ分かりやすい。ヽ(*>□<*)ノ
あとはやはり速弾きですね。
これもみなさん想像しやすいかと思いますが、やはり速い運動では速筋繊維を使う割合が多いです。
なので速弾きが得意な人なんかは、瞬発系の運動が得意だったりすることが多いですね。
どこからどこまでが速弾きなのかと聞かれますと返答に困りますが、やはりテンポの速い曲ほど速筋を使う割合が多いということですね。
これら3つの場面をご紹介いたしましたが、細かいことを言えば他にも速筋を使う場面は多々あります。
みなさん意外なところで速筋って使っていたりするんですよ。この場面のこの瞬間だ!みたいな。
またいずれお伝えしたいと思います。
ところでこの3パターンの速筋を使う場面を見てみなさん何かお気づきになられましたでしょうか?
勘のいいあなた、そうですこの3つに共通して言えることはこれらの運動はすべて、長時間続けて出来ないといった性質があります!
運動生理学で言えば45秒以上続けてできる運動を有酸素運動(主に遅筋を使用)といい、それ以下だと無酸素運動(主に速筋を使用)の部類に分けられているようです!
この事から45秒以上の連続速弾きとかはありえないということです、あったとしても必ずどこかで休む場面があります。
試しにご自身の最速スピードで一弦連打をやってみてください45秒以上最速スピードを維持することができればあなたは天才です!
弾き語りなどのコード弾きなどは長時間演奏できるため有酸素性の運動に分けられますね。
《ギター演奏において脱力が招く誤解とは?》

今回一番言いたかったことは実はこれなんですよ。(´・Д・)」
よく雑誌(教則本も含め)やネットなどに書かれている
脱力という言葉。
これは非常に誤解を招きかねない危険な表現です!!!
この脱力奏法という言葉は無駄な力をが抜けた演奏という意味で、必要なところでは力を入れないといけないんです!
しかも遅筋を使った演奏中にも筋肉にはそれなりの力が入っています。
この脱力という言葉を信じてしまい、速筋が必要な場面でも遅筋を使って演奏してしまったり、ちゃんと音が出ていたところでも、脱力してしまうことによって指が早く動かなくなり弾けなくなってしまった、といった事態にも陥りかねません。
この脱力、脱力とうるさい連中は、自分が脱力して演奏できていると思い込んでいるだけで、実際の演奏中にはしっかり速筋が必要な場面には速筋を使って演奏しております!というかそうしないとギターなんてまともに演奏できませんので。( ̄^ ̄)ゞ
このようないい加減な表現をすると聞く人によっては何年やってもギターが上手くならないといった最悪の事態に陥ることも想定されますので、みなさんどうぞご注意を。
ギター演奏はスポーツと同じで脳からの指令を神経を介して的確に筋肉を動作させるということです!
今一度運動生理学の観点からギター演奏を見直してみてはいかがでしょうか?
最後にアカッチから脱力、脱力とうるさい連中に一言
「自分がギター弾けるからといって人にギターを教えられると勘違いするんじゃねーぞ!」(`o´)YouTubeチャンネルアカッチの音楽室もぜひご視聴ください!(・Д・)ノ【ここをクリック】
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